長崎観光で人気の軍艦島(端島)ツアー。
今回は 軍艦島コンシェルジュ のツアーに参加し、軍艦島デジタルミュージアム見学から軍艦島上陸まで体験してきました。
実際に参加して感じたのは、
ということ。
特に、上陸前に軍艦島デジタルミュージアムを見学できたことで、軍艦島の歴史や当時の暮らしをより深く理解できました。
この記事では、当日のスケジュールやツアーの流れ、実際に感じた魅力を写真付きで詳しくレビューします。
軍艦島コンシェルジュツアーの当日の流れ
今回参加した午前の部のスケジュールはこちら
9:00〜 受付(軍艦島デジタルミュージアム)
軍艦島デジタルミュージアム見学
10:05 常盤ターミナル桟橋に移動
10:15 乗船開始
10:30 常盤港出発
11:35 軍艦島上陸
12:20 軍艦島出発
13:05 帰港
午後の部は受付は10時半より可能で桟橋集合が13時なので、軍艦島ミュージアムをゆっくり楽しみたい方が午後便の方が良いかもしれません。
軍艦島デジタルミュージアムが想像以上に面白かった

まるで当時の空気に引き込まれていくような感覚になりました。
今回のツアーでは、まず軍艦島デジタルミュージアムで受付を行いました。
出航まで1時間程度あったため、そのまま館内を見学できたのですが、これが想像以上に面白かったです。

ただ展示を見るだけではなく、「体験しながら軍艦島を知ることができる」ミュージアムです。
上陸前に見学することで、軍艦島への理解がかなり深まりました。
館内には、当時の軍艦島の様子が分かる写真や展示がたくさん並んでいます。

かつてここに多くの人が暮らしていたことや、学校・病院・商店など生活に必要な場所がすべてそろった“海上産業都市”だったことがよく分かりました。
子供が楽しめるコンテンツもありました。
まずは軍艦島3D散歩。画面を操作しながら軍艦島内部を見て回れる体験型コンテンツで、実際に島を歩いているような感覚になります。

そして何よりVR体験の迫力もすごかったです。VRゴーグルを装着すると360°どこを見渡しても建物などが広がり、まるで軍艦島の中に入り込んだような感覚。
建物の近さやスケール感もリアルで、普通の展示だけでは味わえない没入感がありました。
実際に上陸して見られる場所は一部のみなので、このVRは貴重な体験でした。

子どももかなり楽しんでいて、大人だけでなくファミリーにも人気なのが分かります。
館内には軍艦島の建物模型も展示されていました。

「ここが鉄平が働いていた外勤詰所のある建物か」と思いながら見ることができ、『海に眠るダイヤモンド』の世界観をより身近に感じられました。

実際に軍艦島へ向かう前にこうした展示を見ることで、島への理解や感情移入が深まり、上陸した時の感動も大きくなったと感じました。
もう少し時間をかけて見学したかったですが、午前のツアーだと最大でも見学時間は1時間です。
その点を考えると、午後便の方がゆっくり見学できて良いかもしれません。
軍艦島までの船は大きく、ガイドさんのお話も面白かった

今回乗船した船はかなり大きく、想像していたよりも快適でした。
座席は満席でしたが通路は広く椅子もふかふか、移動中もゆったり過ごせます。
船酔いが少し心配だったのですが、比較的安定感があり安心感がありました。
船内もきれいで、観光船というより小型フェリーのような印象。

約1時間の移動時間も快適に過ごせました。
そして印象的だったのが、ガイドさんのお話。
移動中ずっと軍艦島について解説してくださるのですが、その内容がとにかく詳しいのです。
大学院で工学を専攻されていたそうで、ご自身で調査されたデータも交えながら、建物構造や歴史背景について丁寧に説明してくださいました。
単なる観光ガイドというより、“軍艦島研究者”の話を聞いているような感覚で、船内時間がまったく退屈しませんでした。
船内から少しずつ軍艦島が近づいてくる様子も迫力があります。

遠くからでも独特のシルエットが分かり、近づくにつれて期待感がどんどん高まっていきました。デッキに出ると、さらに軍艦島の存在感を感じられます。
前の人はしゃがんで撮影するよう、スタッフからアナウンスがありました。

海の上に巨大な廃墟群が浮かんでいる光景は圧巻で、写真で見るのとはまったく違う迫力がありました。
実際に上陸して見た軍艦島の迫力に圧倒された
この日は天候も良く、軍艦島へ上陸することが出来ました。
実際に目の前で見る軍艦島は、写真や映像で見るのとはまったく違う迫力がありました。
海の上に巨大なコンクリート群がそびえ立つ姿は独特で、「本当にここに多くの人が暮らしていたんだ」と不思議な感覚になります。
軍艦島ツアーでは、3つの見学広場を巡りながらガイドさんが詳しく解説してくださいました。
第1見学広場|学校や高台の幹部社宅が並ぶ軍艦島の暮らし
最初の見学広場では、軍艦島を象徴する建物群を見ることができます。

高台に建つ「3号棟」は、島の中でも特に眺めの良い場所に建てられた幹部職員向けの社宅だったそうです。
賢将が住んでいたのはここだとか。
また、最盛期には1000人以上が通っていたという端島小中学校や、石炭を運ぶ巨大なベルトコンベアも見ることができます。
外周約1.2kmほどの島に約5000人以上もの人々が住んでおり、人口密度が当時世界最大だったそう。子供の数も多かったんですね。
第2見学広場|炭鉱の島だったことを実感
第2見学広場では、軍艦島が炭鉱の島だったことをより強く感じます。

ここには「第二竪坑坑口桟橋跡」があり、鉱員たちはここから地下1000メートルもの竪坑へ向かっていたそうです。
ガイドさんによると、エレベーターはフリーホールのようなスピード感で、一気に地下へ降りていたとのこと。
想像するだけでもかなりの迫力があります。
レンガ造りの総合事務所跡も残っており、日本の近代化を支えた炭鉱の島だったことを実感しました。
さらに印象に残ったのが、ガイドさんが見せてくださった当時の写真です。

竪坑から戻ってきた鉱員たちの顔は石炭で真っ黒。
過酷な環境の中で働いていた様子が伝わってきてきます。
第3見学広場|日本最古の高層アパート群
最後の見学広場では、有名な30号棟と31号棟を見ることができます。

30号棟は、日本最古の鉄筋コンクリート造り高層アパートといわれている7階建の建物。
当時東京ではまだ2階建の鉄筋の建物が登場したばかりの時代だったそうです。
「鉄平たちはこの辺りで暮らしていたのだろうか」と想像しながら見ていました。
間取りは6畳一間に一家が暮らし、キッチン、風呂、トイレは共同だったそうです。
また、30号棟は年々劣化が進み、少しずつ崩れ落ちているそう。実際に見ると、コンクリートの傷みや崩落している部分も確認でき、今後さらに姿が変わっていくだろうと感じました。
関係者の方々が建物を保存する努力をされていると思いますが、「今見ている景色は、いつまでも残るわけではないのかもしれない」と思い、より強く印象に残りました。
まとめ|軍艦島コンシェルジュは満足度の高い軍艦島ツアーだった
今回参加した 軍艦島コンシェルジュ のツアーは、想像以上に満足度の高い体験でした。
特に印象に残ったのは、
です。
上陸前にデジタルミュージアムを見学できたことで、軍艦島の歴史や当時の暮らしへの理解が深まり、実際に上陸した時の感動もより大きく感じられました。
また、『海に眠るダイヤモンド』を見ていたこともあり、ドラマの世界観を重ねながら景色を見ることができました。
軍艦島は単なる“廃墟観光”ではなく、かつて多くの人々が暮らし、日本の近代化を支えた歴史ある場所。
そして、建物の劣化が進む今、「今だからこそ見られる景色」があることも強く感じました。
石油へのエネルギー転換が原因となり炭鉱閉山によって1973年、住民は完全に島を離れることになったそうです。その少し前に子どもたちが屋上に作ったという「サヨナラ」の文字の写真。

当時暮らしていた人々の思いや寂しさが伝わってくるようでした。
長崎観光を考えている方や、『海に眠るダイヤモンド』が好きな方には、ぜひ一度体験してほしいツアーです。
軍艦島ツアーとあわせて、長崎らしいグルメも楽しみたい方には、老舗カステラ店「松翁軒」もおすすめです。実際に本店の喫茶セヴィリヤで五三焼カステラとチョコラーテを食べ比べしてきたので、気になる方はこちらもぜひご覧ください。



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